緊急避難避妊法(読み)きんきゅうひなんひにんほう

百科事典マイペディア 「緊急避難避妊法」の意味・わかりやすい解説

緊急避難避妊法【きんきゅうひなんひにんほう】

性交の後に行う避妊法。避妊をしないでセックスをしたときや,ピル経口避妊薬)の飲み忘れ,コンドーム破損,あるいはレイプに遭うなど,妊娠の可能性が考えられる,あらゆる場合に利用できる。 方法には以下の2通りの方法がある。一つは,中用量ピル(1錠中の卵胞ホルモンエストロゲン)量が50μg)を用いる方法で,以前はモーニングアフター・ピルとも呼ばれていた。性交後72時間以内に2錠,その12時間後に2錠服用する。かなり高い確率で避妊できるが,一度に大量のホルモンを服用することになるので,悪心や嘔吐(おうと)などの胃腸障害を伴うことが多い。もう一つは,性交後5日以内にIUD(intra-uterine device=子宮内避妊リング)を挿入する方法。避妊にかなり有効なうえ,ピルよりも安全といわれている。いずれにしても絶対とはいえないので,専門医の診断は不可欠である。

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